『坂の上の雲』のまち 松山 フィールドミュージアムマップ
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松山市では、『坂の上の雲』の舞台にふさわしい雲をイメージした形の新ナンバープレートを平成19年7月に全国で初めて導入しました。従来の長方形のナンバープレートを雲形のものに交換することも可能です。松山郊外の里山ゾーン。昔ながらの遍路道に沿って四国霊場の札所をはじめ、遍路墓や石の道標、八ツ塚群集古墳など遍路遺跡が点在します。地元住民の手により、旧遍路宿坂本屋のほか、大正時代の大黒座も芝居小屋としてよみがえり、遍路の里として注目されています。拠点となる松山総合公園は、季節の花と緑、そして眺望に恵まれた市民の憩いの場です。野外活動のほか、「自然」「歴史」「環境」をテーマとした教育・学習施設もある。近辺には藤の名所庚申庵やうば桜で知られる大宝寺なども。河野水軍のふるさと。高縄寺や善応寺、鹿島など河野家ゆかりの史跡や勇壮な祭りからは往時がしのばれます。ブナの原生林が広がる高縄山は、瀬戸内海が一望できる自然散策ゾーンとして、海辺はリゾートとスポーツのゾーンとして人気です。有人島9島を含む30以上の島々からなる忽那諸島。春は柑橘の花の甘酸っぱい香り、夏は太陽と海と白い砂、秋は個性的で悠久の歴史漂う祭り、冬は黄金色に染まるみかんと、四季折々に訪れる人を魅了します。一年を通して釣り人を楽しませる魚介類も見逃せません。主人公たちが青雲の志を抱いて旅立ち、降り立った古い港町。青年時代の子規もこの町で俳句を学びました。町並みや渡し船など往時の面影が今も息づき、瀬戸内海を見晴らす梅津寺背後の丘には、秋山好古・真之兄弟の銅像がたたずんでいます。旧藩主の育英団体「常盤会」と秋山真之たちが作った「松山同郷会」が一緒になった(公財)常盤同郷会が、全国1万人からの寄付金をもとに、秋山兄弟の生誕地に生家を復元、兄弟の銅像も建立されました。

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