『坂の上の雲』のまち 松山 フィールドミュージアムマップ
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昭和41年に始まった松山まつりは8月中旬に行われる。色とりどりの衣装を身にまとった踊り手たちが、リズムにあわせて「野球拳おどり」や「野球サンバ」などを演舞する。源平の戦いのころ、河野通信が戦勝祈願として、夫婦岩(伊予の二見)に大注連縄を張り勝利をおさめたという故事にならって行われている。この大注連縄張り替えは、昭和32年(1957)に復活し、地域住民や消防団の手によって行われ、海上安全と五穀豊穣・大漁を祈願している。10月上旬に國津比古命神社で行われるあばれみこし。半鐘と太鼓を多用するため「火事(ひのことの)祭り」と呼ばれる。祭りのしめくくりに、石段の上からみとしを投げ落として壊し、出てきた御神体を若者が奪い合う様子は壮観。日本三大荒神輿にも数えられている。(花火大会)伊豫豆比古命神社で行われる、伊予路に春を呼ぶ祭。「椿さん」の名で親しまれ、市 外からの参詣者も多く訪れる。初日の午前0時に大太鼓で開始を告げられてから、最終日の24時まで72時間昼夜を通して行われる。神社周辺の県道は全面交通が遮断され、約800店の露店が立ち並ぶ様は圧巻。        鎧や着物などの本格的な衣装を身につけた隊列が市内中心部を練り歩く大名武者行列のワンダーランド河野氏まつり

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