『坂の上の雲』のまち 松山 フィールドミュージアムマップ
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『坂の上の雲』のまち松山 また、大井戸から発見されたロシア金貨に日露戦争当時のロシア兵男性捕虜と日本人女性看護師と思われる名前が彫られており、この金貨は国境を越えたラブロマンスの証と考えられた。こうしたことから「恋人の聖地」に認定されている。小説の世界と明治の日本をテーマに、映像や展示物でわかりやすく紹介。まちづくりの情報発信基地でもある。コンクリートのうちっぱなしに三角形のユニークな形状が特徴。( P10-11 参照)大正11年(1922)、久松家第15代当主久松定謨(ひさまつさだこと)が別邸として建てた洋館。当時の松山の最高の社交場だった。小説にも登場する定謨は陸軍武官としてフランスに駐在したことから同地の建築様式をとり入れた。設計は東京帝大出身で松山の実業家・新田長次郎の女婿になった木子七郎(きごしちろう)。敷地内には漱石ゆかりの愛松亭跡碑や書簡碑がある。2011年11月29日に国の重要文化財に指定された。12月第3水曜日松山城三之丸の堀は、戦後間もない昭和23年に、進駐軍から埋め立て命令が出されましたが、多くの方々の反対運動により守られました。現在、堀之内東口には堀の保存に関わった先人たちの功績を後世に伝えるため、解説板を設置しています。堀之内(三之丸跡)ほりのうち(さんのまるあと)先人たちによって守られた城濠電停県庁前から徒歩5分      (季節により変動。入園は営業終了30分前まで。)電停南堀端からすぐ      松山市堀之内   089-948-6854(松山市公園緑地課)藩にすぎたものと言われた能道具を多数所蔵していて、愛媛県の有形文化財に指定されている。

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